【獨協大学】学生のお財布にも、環境にもやさしく。給水機の設置でSDGsに真摯に向き合う
最上のひとときと極上の食のために
店舗編 1
横浜うかい亭
愛され続ける 老舗レストラン
15店舗のレストランに5店舗の洋菓子店、そして美術館を経営・運営するうかいグループの歴史は、1964年にオープンした「うかい鳥とり山やま」から始まった。以来「100年続く店づくり」を理念として、おいしい料理はもちろん、店内の調度品や演出、スタッフのサービスも含めた空間そのものとそこでしか味わえない体験を訪れる人に提供してきた。
店舗ごとに異なるコンセプトで「物語のある空間」をつくっており、横浜うかい亭の「物語」は明治時代の迎賓館だ。本館の建物は、オランダ商人ウィリアム・クラウスが所有していた日本の伝統的な建築様式を取り入れた迎賓館を石川県から移設したもので、調度品としてアンティークの西洋家具や美術品が並ぶ様子は美術館のようだ。食事を楽しんだら、デザートは2階の専用席に移動するようになっていて、訪れる人をわくわくさせたいという店側のこだわりがうかがえる。また、敷地内には結婚式場として別館の「クリスタルサロン」も併設されている。
「横浜うかい亭は2023年の12月23日で40周年を迎えました。そこで、グループが運営する箱根ガラスの森美術館のバイオリニストを呼んで生演奏を聴きながらのお食事を企画したんです。好評だったので、恒例の催しにするつもりです。長年通ってくださっているお客さまが多いからこそ、メニューにも常に新しいアイデアを考えています。お祝い事は毎年同じ時期ですから、食材も似通ってしまいます。でも一品でも違えば『来年はどうなるんだろう』という楽しみがありますよね」と店長の照井英樹さんは話す。
きれいな水のようなつながりを
横浜うかい亭の40年の歴史を支えてきた常連客の中には、やがて子や孫ができ、2世代3世代で利用する人も少なくないそうだ。グループの理念である「100年続く店づくり」にはこのような人同士の「つながり」こそが重要だと照井さんは話す。それは店と客との関係だけではなく、スタッフ同士や仕入れ、設備などに関わる業者との関係にも当てはまる。
メイスイの浄水器を導入したのも、信頼できる担当者とのつながりを大切にした結果だ。照井さんは「お客さまの口に入るものですから安心・安全なことは当然として、メンテナンスを含むアフターサービスがしっかりしており、担当者が細かな相談にものってくれたことが大きかったです」と導入のきっかけを振り返る。
導入後、調理場のスタッフからは「やわらかい出汁(だし)が取れる」という声があったそうだ。また意外な効果として、照井さんは「お酒と違って、食事とともに飲む水にはどうしても料理の香りが移りやすいので、特に魚介類を食べた後は違和感を覚える方も多く、ずっと対処法に悩んでいたのですが、浄水器をメイスイに替えたらすっかり改善しました。水の違いで変わるんですね」と客側の反応の変化を挙げる。
「水を通してできたつながりが、スタッフやお客さまのより良い体験に結び付きました。無色透明な水は、ある意味で人同士の関係性にも通じていると思います。まずはクリアであるべきで、その上でそこに色をつけていくのはホールスタッフやコックなどわれわれ従業員です。きれいな色になるよう、心を込めておもてなしいたします」と照井さんは笑顔で締めくくった。
浄水器の水を使い、朝から半日以上じっくりと煮込んで仕込むクー・ド・ブッフ。
横浜うかい亭では、お水は「中身の見えるかたちで提供したい」という照井店長のこだわりで、ワインのようにデキャンタージュしたものをグラスに注いでくれる。
株式会社うかい
レストラン事業部営業統括
兼 横浜うかい亭 店長
照井英樹さん
横浜うかい亭
住所:神奈川県大和市つきみ野6-5-2
TEL:046-276-5252
営業時間:平日 11:30~13:30L.O.|17:00~21:30(19:30L.O.)
土日祝 11:30~14:00L.O.|17:00~21:30(19:30L.O.)
定休日:月曜日・火曜日(変動する場合あり)、年末年始
写真●高岡 弘 文●笹浪万里江