未来を担う子どもたちが 水を通して学ぶ

学校編

ブリティッシュ スクール イン東京
麻布台ヒルズ キャンパス

冷水機を校舎の各フロアに設置。「水道の水よりおいしい」と鎌田敬史くん。将来の夢はバスケットボール選手。理科が好きで、自然や動物を守る仕事にも興味がある。

ブリティッシュ スクール イン東京
教師 アーロン・ジャクソンさん

BSTの教師として英国より来日して7年目。小学4年生のクラス担任と「Eクール・アンバサダー」の顧問を務めている。

各学年にある共用スペース。BST麻布台校舎は、1クラス最大21人と児童一人ひとりに目が行き届きやすい。

都心の限られたエリアながらも、地下の体育館(写真)をはじめ2面のグラウンド、屋内プール、ダンススタジオ、図書室、音楽室、美術室など充実した施設を備える。

麻布台ヒルズに誕生したインターナショナルスクール

2023年11月、東京都港区に大型複合施設「麻布台ヒルズ」がオープンした。全高330メートルの日本一高いビル「森JPタワー」がランドマークだ。そのタワーの隣に、同年8月に開校したのが「ブリティッシュ スクール イン東京(BST)」の麻布台ヒルズ キャンパスだ。
BSTは、1989年に英国のナショナルカリキュラムに基づいた教育を提供するインターナショナルスクールとして開校した。これまで都内2か所に分かれていた3歳~12歳(日本の幼稚園・小学校に相当)の課程が麻布台に統合され、地上7階地下1階の新校舎で約700人の児童が学んでいる。

環境問題やSDGsの教育にも熱心に取り組み、そのひとつに「Eクール・アンバサダー」と呼ばれる活動がある。各クラス1名ずつ、全校で約30名の児童がアンバサダー(宣伝大使)として環境学習や地域貢献活動を行っている。顧問を務める教師のアーロン・ジャクソンさんは「子どもたちと毎週どんなプロジェクトを行うかを話し合い、子どもたち主導で活動できるようにしています」と説明する。
現在、力を入れているのは児童たちが家庭で余った食料を学校に持ち寄り、企業を通じて困窮者支援団体や難民支援団体などに寄付するフードバンクの活動だ。この活動は、食べられるのに捨てられてしまう食品の削減に貢献している。
アンバサダーの一人、ベトナムでの生活経験もある小学4年生の鎌田敬史(かまだ さとし)くんは「食べ物が足りなくて困っている人たちがいると聞きました。そうした人を助けたい―― それがモチベーションです」と話してくれた。

東京タワーが間近に見える屋上庭園。

アーバンファーミングクラブと呼ばれる活動で、教師と児童が一緒にレタスやケールを育てて農業や自然の大切さを学ぶ。

ペットボトルをやめてメイスイの冷水機を活用

また、同スクールには校内にペットボトルを持ち込んではいけないというルールがある。そのため、校舎内にメイスイの浄水器付き冷水機が10台設置され、児童は家から持参したマイボトルに水を入れて飲んでいる。敬史くんは「人が捨てたペットボトルが海に流れ、魚がそれを食べ、人がその魚を食べるとプラスチックも食べてしまう。友達にも捨てたらダメだよって話します」と、海洋プラスチックごみ削減の大切さに思いを巡らせる。
校内のサステナビリティイベントで講演したことがある同スクールOBのルイス・ロビン敬(たかし)さんは、「私たちが立ち上げたマイミズのアプリを使ってもらったり、クイズやゲームをしたり、楽しい体験をしながら環境について学んでほしい」と児童たちにエールを送る。
ジャクソンさんは「子どものころから環境問題について知識を深めることはとても重要です」と語る。地球の未来を変えるための一歩が、子どもたちの学び舎で始まっている。

マイボトルを手に体育の授業へ。「それぞれお気に入りのボトルを持っていて、カバーやステッカーで自分好みにしています」とジャクソンさん。

先生たちも冷水機を愛用。「水はおいしいし、安心して飲めますね」とジャクソンさん。

常温の水と冷たい水の注ぎ口がひとつずつあり、児童が好きに選べる。

子どものころBSTで学んだルイス・ロビン敬さん。現在は、日本初の無料給水アプリ「mymizu(マイミズ)」を運営するSocial Innovation Japanの共同代表を務める。

東京都港区麻布台にあるThe British School in Tokyoの麻布台ヒルズ校舎。13~18歳の生徒は世田谷区の昭和女子大内にあるキャンパスで学ぶ。

mymizuで水分補給

マイボトルに無料で水を入れられる場所を探せる「mymizu」アプリ。日本国内では約1万3,000か所、世界では20万か所以上のカフェや公共施設などの給水スポットが登録されている。マップを開くと近くの給水スポットが表示されるので、外出先での水分補給に便利だ。利用は無料で、ペットボトルの削減本数などもmymizuコミュニティ全体のデータとして確認できる。企業や自治体、教育機関と協力しながら活動を広げていて、メイスイもパートナーとして支援している。写真はmymizuアプリの画面例。

「mymizu」について、「フォーカス」(記事はこちら)でもご紹介しています。

写真●小野口健太 文●光石達哉

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